ぱた・ウェブデザインラボラトリー(旧:習志野ウェブデザイン研究室)

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環境問題用語集



環境問題用語集

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 ぱた・ウェブデザインラボラトリー は、インターネットを始めとするコンピューター社会の成熟とともに「ペーパーレス社会」の促進を図ることを目的としています。

■ Super Phenix(スーパーフェニックス)

フランスの高速増殖炉実証炉。
1985年に運転を開始し、1986年12月には全出力運転に入るが、 1987年3月と1990年7月にナトリウムに関するトラブルを起こし、運転を停止した。 その後、総選挙で「緑の党」が連立政権に参加したことにより閉鎖され、1998年2月に廃炉が決定した。

■ オゾンホール

大気中のオゾンが減少することにより、北極や南極のオゾン層にポッカリと穴が開く現象。
生物に有害な紫外線を吸収する役目を荷うオゾン層が薄くなることによって、皮膚ガンや免疫不全性疾患などの病気が増えることが懸念されている。オゾン層破壊の原因物質はフロン・ハロン・メチルクロロホルム・四塩化炭素など。

■ OA公害

OA化が進むことによって、印刷用紙など紙の消費量が増大したり、FDやコンピューター本体などの"燃えないゴミ"が増える現象。
当初はOA化によって紙の消費量は逆に減少し、「ペーパーレス社会」が到来すると思われていた。OA化が成熟する前の"過渡期"だとする説もある。

■ 酸性雨・酸性霧

大気汚染物質によって強い酸性を示す雨や霧。酸性度pH5.6以下。
重油燃料から出るSOx(硫黄酸化物)や自動車から排出されるNOx(窒素酸化物)などが上空で雨に溶け込んで、硫酸塩や硝酸塩になったもの。 穀物の収穫や河川や湖沼の生態系に悪影響を及ぼす。建築物や文化財にも被害が出ている。 ヨーロッパや北アメリカではpH4.0という強酸性雨が降り、森林の立ち枯れや湖沼の生物の絶滅など被害が出ている。 また、中国で「空中鬼」と呼ばれている酸性雨は、風に乗って日本にも運ばれてきている。

■ 異常気象

-世界気象機構(WMO)による異常気象の定義-
@短期間に社会や人命に重大な影響を及ぼす気象現象。
A1ヶ月の月平均気温や降水量が、過去30年間以上の期間に観測されなかったほど、平均値と差があるような気象現象。
B月々の天候は平年から僅かしか偏っていないが、それが何ヶ月も続いたために被害が生じた場合の天候。
 原因として、エルニーニョ現象による海水温の変化や人間活動による大気中の二酸化炭素・フロンガスの増加などが考えられる。

■ 日本野鳥の会

野鳥観察団体。
「野鳥に親しむことがそれぞれの生育地を守る運動につながる」をモットーに、国際交流にも力を注いでいる。 探鳥会の開催、バードサンクチュアリの設立などにも熱心である。

■ 世界遺産条約

正式名称:「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」
1972年にユネスコ(国連教育科学文化機関)総会で採択された。 "世界遺産リスト"に登録された遺産は、締約国の分担金などによる世界遺産基金を財源として保護される。 グレートバリアリーフ(オーストラリア)、グランドキャニオン(アメリカ)、ガラパゴス諸島(エクアドル)、屋久島(鹿児島県)など。

■ チェルノブイリ原発事故

1986年4月26日、旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ4号機が大規模な爆発事故を起こした。
放射能汚染はヨーロッパからアジア・北アメリカなど北半球全域に及び、その影響として顕著に現われているのは、 低年齢層のガンの発生をはじめ多岐にわたっている。 旧ソ連の崩壊によってエネルギー供給が激減したウクライナ共和国では、チェルノブイリ原発の運転は依然として続けられていたが、2000年12月に最後まで稼働していた3号炉を停止した。その際、それまでの名称から「独立国営事業体チェルノブイリ原子力事業所」に変更された。

■ もんじゅ

日本の高速増殖炉。
日本最初の高速増殖炉「常陽(1977年臨界の実験炉)」につづく原型炉として1994年4月に臨界を迎えたが、1995年12月にナトリウム漏れ事故が発生して停止した。その後、2007年に運転再開のための工事が完了して運転を再開したが、2010年8月に炉内中継装置落下事故が発生し、現在も再開のめどは立っていない。
*原子力発電炉の計画は、安全性を確かめるために"実験炉"→"原型炉"→"実証炉"→"実用炉"という風に4段階で進めていく。

■ 核廃棄物海洋投棄

1993年10月、ロシアが日本海に投棄していた放射性廃棄物は、老朽化した原子力潜水艦の解体に伴って発生した 低レベルのもので、原子炉の冷却水や洗浄液などであると見られている。
しかし、過去には危険性の高い固形廃棄物が投棄されていた事実も確認されている。 ロシア側は、財政難とともに処理・貯蔵施設が不足していることを素直に認め、日本や韓国を含めた国際的支援を強く要請している。

■ 貴重種の不正輸入

ワシントン条約で指定された貴重な野生生物の(日本への)密輸。
野生生物の密輸は、銃や麻薬の密輸に比べると日本では罪が軽く、良いお金になるため後を絶たないのが現状。 また、関税での取締りで発覚しても、日本の関税には「保護センター」がないため、貴重な動植物を死なせてしまうことが多い。 ワシントン条約で指定されたことが《これは貴重な生物です》というラベルをつけた結果となってしまった。

■ 森林破壊

海外への輸出用に大量に伐採される熱帯林。
切り出された木材は先進国へと運ばれて、ビル建設用のコンクリート枠材などへの利用のために使われる。 それまで1〜2回使用して捨てられていたコンクリート枠材も、リサイクルへの意識が向上したためか、 近年では使えなくなるまで何度も再利用されるようになってきている。

■ 赤潮・青潮

赤潮は、海水中の微生物が異常な増殖を行なったために水が変色する現象。
青潮は、湖や海の表面に植物性プランクトンが繁殖して水の色が変わる現象。
ともに魚介類に被害を与える。 1980年以前は、赤潮の原因として人口集中地域の工業化とそれに伴う海水の富栄養化が考えられていたが、 その後、発生海域の世界的な拡大や大規模化・長期化の傾向が激しくなっている。

■ ラムサール条約

1975年、渡り鳥などの生物の生息地である湿地を保護するために発効された条約。
日本では、北海道の釧路湿原・クッチャロ湖・ウトナイ湖・霧多布湿原・厚岸湖・別寒辺牛湿原、 宮城県の伊豆沼・内沼、新潟県の佐潟、千葉県の谷津干潟、東京湾(三番瀬・盤洲)、 福井県の片野鴨池、滋賀県の琵琶湖、愛知県の藤前干潟、徳島県の吉野川河口、福岡県の和白干潟、 長崎県の諫早湾、沖縄県の漫湖などが登録されている。

正式名称:「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」 (Convention on Wetlands of International Importance Especially as Waterfowl Habitat)

■ 有機スズ汚染

船底に防汚剤として使われているTBT(トリブチルスズ化合物)やTPT(トリフェニルスズ化合物)による水質汚染。
動物実験では白血球の減少、妊娠率の低下が確認されており、背曲がりや鼻欠けの奇形魚の発生の原因ではないかと考えられている。 1990年から船底塗料としての使用が規制強化されて改善効果は見られているが、 規制以前の船舶がなお航行しているため、根本的な解決には至っていない。

■ COD・BOD・DO

有機物による水質汚染の指標。
@COD:科学的酸素要求量。有機物を酸化剤で科学的に酸化させるときに消費する酸素量のこと。海や湖沼の汚濁指標として使われている。
ABOD:生物化学的酸素要求量。有機物を水中の微生物が酸化分解させるときに消費する酸素量。河川の汚濁指標として使われている。
BDO:溶存酸素量。大型の生物が生存するためには最低5ppmのDOが必要。BODは回復していてもDOが足りない河川が多い。

■ 洗剤汚染

石油を原料としたLAS系合成洗剤が、生活廃水として河川に流出して起こる汚染。
合成洗剤に含まれている界面活性剤は分解が極めて遅く、浄水場でもろ過できない。水中生物の奇形を引き起こす可能性が懸念されている。 一方、古来から使われている石鹸は、水中のバクテリアが食べてくれるので分解されやすい。

■ デポジット・システム

缶入りやビン入りのドリンクなどの価格に一定の預り金(デポジット)を上乗せして販売する制度。回収保証金制度。
上乗せされた預り金は、特定収拾場所や業者に缶・ビンを返却した際に返金される。 ドイツをはじめとして多くのヨーロッパ諸国では、すでに政策として実施されており、リサイクルの最優先事項である 「廃棄物の減量」に対して大きな成果を収めている。

〔リサイクルの優先事項〕*廃棄物回避および管理法(ドイツ)より
@廃棄物の減量 A再利用の徹底 B再利用できないものは再生利用 C焼却 D埋立て E有害廃棄物の適正処理の徹底

■ 指標生物

河川など環境の状態を示す指標となる生物
@貧腐水性(きれいな水を示す)生物:カワゲラ・サワガニ。
Aベータ中腐水性(やや汚れている水を示す)生物:ゲンジボタル・セタシジミ・スジエビ。
Bアルファ中腐水性(かなり汚れている水を示す)生物:ヘイケボタル・ヒメタニシ。
C強腐水性(極めて汚れている水を示す)生物:イトミミズ・赤いユスリカ。 もちろん、これらの生物がいっさい生息していない河川は"汚れきっている"という意味を持つ。

■ トリハロメタン

殺菌して水道水を作るために使用される塩素が、もとの水に含まれている腐食物質(フミン)と化合して作られる発ガン性物質。
かといって、もしも塩素を使用しなければ細菌や病原菌の殺菌が難しいため、対策が難しい。 活性炭処理・オゾンによる殺菌などの"脱・塩素"技術の開発が待たれる。

■ Green Pearce (グリーンピース)

非政府組織の国際的な環境保護団体。
海洋汚染問題をはじめオゾン層保護、有害物質、気候変動、森林の消失、原子力問題、軍縮などあらゆる分野で活動している。

■ エルニーニョ現象

数年に一度、ペルー沖を含めた赤道直下海域で海水温度が2〜3度上昇する現象。
これが1〜2年継続して、大気温度に影響を与えることによって異常気象が引き起こされる。 東南アジアでは旱魃(かんばつ)、中米では洪水が起こる。 エルニーニョ=「神の子」の意味。

■ ラニーニャ現象

エルニーニョ現象とは対照的に、東太平洋赤道海域で海水温度が数ヶ月ほど連続して0.5度ぐらい低くなる現象。
エルニーニョ現象と同じく気候変動を引き起こすが、影響は少ない。

■ 地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)

1992年、リオデジャネイロで開催された国連会議。地球環境保全の必要性を世界中にアピールし、 各国の意思決定レベルで国際的な合意を成立させた。参加国は約170カ国。
「環境と開発に関するリオ宣言」「アジェンダ21」「気候変動枠組み条約」「生物多様性条約」「森林資源の保全と利用についての森林保全の原則声明」が採択・調印された。
その後、2002年にヨハネスブルクで開かれた「環境開発サミット(持続可能な開発に関する世界首脳会議)」へと引き継がれ、2012年には、再びリオデジャネイロで「持続可能な開発会議(リオ +20)」が開催予定となっている。
正式名称:「環境と開発に関する国連会議(UNCED)」

■ 環境の日

毎年6月5日。1994年6月に成立した「環境基本法」において決定。 国民が地球環境保全を考える日。
1972年、ストックホルムで開かれた「国連環境人間会議」の開催日で、地球環境問題に世界の目を初めて向けさせた日。 国連でもこの日を「世界環境デー」と定めている。市民団体からは祝日化を要望する声も上がっている。

■ 食品添加物

主に食品の製造過程・流通過程において加工・保存の目的で添加・混和される物。
乳化剤・凝固剤・保存料・殺菌剤・防腐剤などがあげられる。腐敗やカビや細菌などの毒を防ぐことは出来るが、 これらの化学物質には発ガン性や変異性、催奇形性などの毒があると言われている。 長期に渡ってこれらの化学物質を摂取し続けた場合、人体にどのような影響を及ぼすのか、まだ良く分かっていない。

■ アースデイ

毎年4月22日。地球環境を見つめ直すための国際統一行動日。
日本の各自然保護団体や日本消費者連盟などでは、オゾン層破壊や地球温暖化など、 地球規模の環境破壊が問題となっている今日、 現代社会の効率中心主義やエネルギー問題などを考え直すことを提案している。

■ 有機農法

化学肥料や農薬を使わず、自然が本来もっている生産力を利用する農法。
化学肥料を使うと、その効果がなくなった途端に作物が育たなくなるため、絶えず使い続けなければならない。 その結果、味や栄養価が下がるとともに環境汚染や人体への悪影響も懸念される。

■ 催奇形性物質

母親の胎内の子に奇形をもたらす恐れのある物質。
もっとも有名なのがサリドマイドで、妊娠中にこれを服用した母親から生まれた赤ん坊の四肢に障害が生じた。 ベトナム戦争で枯葉剤として多用されたダイオキシンは、ベトちゃん・ドクちゃんをはじめ多くの奇形児を生んだ。 その他、合成洗剤に含まれるアルキルベンゼンスルホン酸、乗り物酔いの薬に含まれるメクリジン、 水俣病で知られる有機水銀化合物なども催奇形性物質である。

■ ダイオキシン

史上最強の有害物質と言われていた。
塩素系化合物を焼却した際に発生する。ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)の略。 強い毒性で、内臓障害・皮膚障害・発ガン性の他、奇形児出産の原因となる。 最初は、ベトナム戦争の枯葉剤に使われていたために奇形児の出産が相次いだことで有名になり、 最近ではその発ガン性の面で取り沙汰されることが多くなった。

■ 太陽光発電・太陽熱発電

クリーンで無限のエネルギー源。
太陽光発電は、太陽電池(ソーラーバッテリー)を使って太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する発電方法。太陽熱発電は、太陽光の熱エネルギーで蒸気をつくり、タービンを回して発電する方法。 地球温暖化の原因となり、また枯渇が危惧されている石油や石炭・天然ガスなどに替わる"代替エネルギー"として、 「新エネルギー導入大綱」に盛り込まれているエネルギー源の1つ。

参考文献:「地球環境データブック(学習研究社)」「環境基本用語辞典 工学博士 井上嘉則著(オーム社)」「Wikipedia」

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