HTMLについて
HTMLとは、ホームページを作成するための基本的な言語です。(「マークアップ言語」と言います。)
他の項目に出てくるCSSやJavaScriptは、このHTMLで作成されたホームページのデザイン面を、向上させたり"動き"を持たせるための言語です。(「スクリプト言語」と言います。)
ともに、ある意味では一種の「プログラミング言語」とも言えますが、C言語やVisualBasicやJavaなどの「本格的プログラミング言語」と比べ、少々の知識があれば誰でも簡単に記述することが出来るのが特徴です。
HTMLでは、文書の要素にタグを付けて、その要素が何を示すかを現わします。付けるタグの種類によって、文字の色を変えたり大きさを変えたりすることが出来ます。 基本的には開始タグと終了タグの二つが必要です。
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例)左のように記述すると、右のように表示されます。
- <b>太字にしたい文字</b> → 太字にしたい文字
- <u>アンダーラインを引きたい文字</u> → アンダーラインを引きたい文字
- <span style="color:red">赤色にしたい文字</span> → 赤色にしたい文字
また、開始タグだけで終了タグを必要としない特殊なタグもあります。
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例)左のように記述すると、右のように表示されます。
- <br> → 改行
- <hr> → ライン(水平方向)
JavaScript・cssについて
ホームページでは、手軽にHTMLの機能を拡張することが出来るため、JavaScriptなどの「スクリプト言語」をよく利用します。
スクリプト言語にはJavaScriptの他にVBScriptやPerlなどがありますが、ぱた・ウェブデザインラボラトリー では、Internet ExplorerだけでなくSafariやOperaなど、ほとんどのブラウザで使えるJavaScriptを使用しています。(厳密に言うとInternet ExplorerではJScriptを使用)
また、CSSとはスタイルシートと呼ばれています。
たとえばフォントのサイズ・色・テキストの行間など、レイアウトに関する指定情報をパターンとして幾つも用意して、それをページの全部または特定のタグに適用させるためのものです。
CSSを利用すると、レイアウトについて細かく指定できるばかりでなく、サイト全体のデザインを統一させる作業が楽に出来るというメリットがあります。
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スクリプト言語の特徴
- 本格的プログラミング言語に比べて習得しやすい。
- HTMLのソースコードに直接プログラミングを書き込むことも出来るし、外部ファイルとして使うことも出来る。
- 通常はクライアントサイドで動作するため、サーバーに負担がかからない。
- ファイルの入出力が出来ない(セキュリティーのため)。
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スタイルシート(CSS)で出来ること
- クライアントのブラウザ設定に関係なく、細かいレイアウトを決めることが出来る。
- 特定のタグや特定のID属性・CLASS属性に対して、同じ書式やデザインを適用させることが出来る。
- HTMLのソースコードのヘッダー部分に直接記述することも出来るし、外部ファイルとして使うことも出来る。